酒蔵を見学し、蔵人と触れ合い、地酒を味わう。
お酒が育まれた土地を散策しながら、 郷土料理や伝統文化を楽しむ旅行のこと。
店内の窓から見える喜多屋の自社田では、酒米「吟のさと」が育てられています。地域に根ざした吟醸用酒米になるよう願いを込めて、命名された「吟のさと」はJAふくおか八女で契約栽培される酒造好適米です。八女地区では酒造好適米の生産実績がほとんどな かったため、米の購入を通して地元に貢献したいという想いがあり、喜多屋で一から作ってきました。 平成12年に「喜多屋米作り委員会」を発足し、平成19年秋に新品種命名登録、 そして、平成22年度産から、JAふくおか八女の醸造用玄米としての産地品種登録が実現し酒造好適米の認定を受けました。 今では喜多屋以外の5つの蔵元が酒米として使用しています。 そんな私達の子供のような「吟のさと」は、喜多屋の酒蔵で洗練され、美味しい日本酒となって、ここ「酒邸 吟乃香」 にやってきます。
喜多屋では蔵元見学(要予約)も行っておりますので、二百有余年という長い歴史の中で紡がれてきた酒造りもぜひご覧になってください。昼は喜多屋で酒造見学、夜は「酒邸 吟乃香」で、生まれ変わった「山田錦」や「吟のさと」の格別な味わいに酔いしれるのもおすすめです。まさに「酒蔵ツーリズム」と言えましょう。
喜多屋の酒蔵で酒造りを見学して、「酒邸 吟乃香」で自慢の酒と料理に舌鼓、そして八女市の歴史・自然・行事などを観光する…。福岡県八女市という場所を丸ごと味わい尽くしていただければ幸甚に存じます。